DONUT


2025.07.17 upload

FUJI ROCK FESTIVAL '25 特集
池畑潤二 × 釘屋玄(暴動クラブ)
「ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA」対談

今年は「こんな人たちがいます」というようなステージになるんじゃないかな ―― 池畑潤二
目一杯やらせていただきます! ――釘屋玄


「FUJI ROCK FESTIVAL '25」の開催がいよいよ来週末に迫ってきた。今回の特集では、初日・7月25日(金)のグリーンステージに登場する「ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA」(以下ROUTE 17)にスポットをあてて紹介する。「ROUTE 17」は日本屈指のドラマー、池畑潤二(dr)を中心に、花田裕之(gt)、ヤマジカズヒデ(gt)、細海魚(key)、隅倉弘至(ba)、梅津和時(a.sax)、田中邦和(t.sax)、タブゾンビ(tp)、青木ケイタ(b.sax)、丈青(pf,key)、スティーヴエトウ(per)、タニー・ホリデイ(backing vo)からなるフジロックのスペシャルバンド。毎回ゲストを迎え、ロックンロールの歴史を今に繋ぐナンバーが次々にプレイされる人気のステージだ。今年は前述したバンドメンバーに加え、フジロック初参加となる山下久美子、「ROUTE 17」には5度目の登場となる甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)、ロックンロール新世代の筆頭、釘屋玄(暴動クラブ)、フィンランド出身のガレージロックバンドUs(アス)、アイルランドの国民的バンド、ホットハウス・フラワーズのリードシンガー、リアム・オ・メンリィがゲスト陣として発表されている。世代も国境も超えたセッションは、まさにフジロックの醍醐味のひとつといっていい。錚々たるメンツが集結するこのステージのバンマスを務める池畑潤二はフジロックが誕生する前からフジロックに関わる人物で、ミュージシャンとしての出演だけでなく、会場中を走り回っているスタッフのひとり。DONUTでもこれまでたびたび話を聞かせてもらったが、ここでは初参加・初出演を果たす釘屋玄との対談で、あらためて「ROUTE 17」について語ってもらった。なお、チケットは7月17日現在で3日間通し券、土曜日1日券はソールドアウト。金曜日、日曜日の1日券も売り切れ次第終了となるので、迷っている方はぜひお早めに。

●取材=秋元美乃 撮影=山﨑将弘


■「スタートの音が鳴った瞬間からワッと盛り上げよう」というのが始まり

―― まずは池畑さんと釘屋さん、お二人の出会いから聞かせてください。

池畑潤二 最初に会ったのは2024年のアラバキかな。
釘屋玄 はい。アラバキの楽屋で挨拶させてもらったんです。もちろん、僕は一方的にずっと知っているんですけど。

―― 暴動クラブがルースターズを敬愛しているという話は池畑さんにも届いていたんですか?

池畑 そのときに知りましたね。
釘屋 僕らはまだアルバムも出していなかったので、まずはデモCDをお渡ししたんですよね。
池畑 そうそう。自分もバンドを始めた15、6、7くらいの頃を思い出しましたね。ロックを演奏するならこんな感じで、というようなところが似ているんじゃないかって。
釘屋 おお。
池畑 それこそ1960年代後半くらいからいろいろ聴いて、楽器を演奏しだしたのは1971年、72年くらい。バンドを始めたのは73年頃で。その頃の感じを思い出しました。ストーンズやビートルズやプログレやいろいろ聴いてたけど、バンドでやるならこんなサウンドがいいなという感じ。自分はシルヴァーヘッドの影響も大きかったですね。

―― 今回「ROUTE 17」のステージに釘屋さんを誘った決め手やきっかけはありますか?

池畑 このステージは若いバンドからベテランまで幅広い世代のゲストを呼びたいなと思っているので、面白い人たちいないかなと、いつも探しているんですよ。そんななかで暴動クラブはすでに出来上がっているところと、これから出来上がっていくんだろうなというバンド感が面白いんじゃないかと。
釘屋 おお。

―― それで釘屋さんに白羽の矢が立ったんですね。

釘屋 びっくりしましたけど、「フジロックだ! 池畑さんだ! やったるで!」という感じでしたね。一番大きいステージなんですよね。僕は祭りが好きなので、でっかい祭りだなって。単純にフジロックに行けることも嬉しい。話を聞いてからずっと楽しみです。

―― その大きな祭りの初日を飾る「ROUTE 17」。あらためて、このステージの成り立ちを教えていただけますか?

池畑 フジロックをつくった日高(正博)さんがいて……話が長くなるので細かいところは割愛しますけど、フジロックをつくる前から、いろんな場所に一緒に行ってキャンプをしたりしていたんです。それがフジロックにつながっているとは知らなかったんだけど、あるとき、キャンプをしていたら日高さんが「よし、ここでやるぞ」と言い出して。みんな「え? 何をやるんですか?」って(笑)。
釘屋 へええ!
池畑 それで天神山でフジロックが始まって(1997年)、苗場に場所が移って(1999年)。はじめは自分はミュージシャンとしての関わりが多くて、いまやっているような装飾とかにはまだ関わっていなかったんですね。でも2002年にJUDEで出演したときくらいからずっとキャンプをやっていたんです。そのうちに音楽だけじゃなくてもう少し関われることはないかと考えて、2007年からロンドンチームに参加したんです。

―― スマッシュのロンドンチームですね。会場に置かれるゴンちゃんストーン(石に目が描かれている装飾)なども手掛けているチームですね。

池畑 そうです。そこでいろんな装飾をやるようになったんですね。それで(フジロックの)内部からまわりを見ると、いろいろな景色が見えてくるわけですよ。初日・金曜日のグリーンステージの朝一番のステージには、わりとバラバラッと人が集まってくるんです。それを見ていて日高さんが「スタートの音が鳴った瞬間からワッと盛り上げよう」と。「お前、やるか?」と(笑)。
釘屋 ははははは。
池畑 「え? 何をやるんですか?」「バンドをつくって盛り上げろ」「はい、やります」と。それが2013年、「ROUTE 17」の始まりですね。
釘屋 そうなんですね。
池畑 その前には苗場食堂でのステージが始まったりもして。苗場食堂のステージも、日高さんが、その場にいた忌野清志郎さんに「清志郎くん、何かやらない?」って声をかけたことがきっかけなんですよ。そこでもまた「え?」って。
釘屋 へえぇ!
池畑 それで俺もそこにいて、叩くことになって。そういうところから苗場食堂のステージが生まれたり。
釘屋 僕はまだフジロックに行ったことがないんですけど、フジロックって日本や世界でも何本の指に入るような大きなフェスなのに、面白いことを少しずつやっていくようなDIY的な感じがあるんですね。
池畑 それが一番大事なところでもあるんだよね。入り口にある「パレス・オブ・ワンダー」もほとんど手作りだし(入場ゲートの手前にあるエリア。CRYSTAL PALACE、ROOKIE A GO-GOなどのステージや巨大なオブジェ、パフォーマーたちによるショーなども展開)。
釘屋 そうなんですか。
池畑 みんな音楽が好きだし、何かをつくることが好きだし、そういうなかでいろんなステージも「ROUTE 17」も少しずつ形になっていった感じですね。

―― いまや「ROUTE 17」はフジロックのオリジナルバンドとして欠かせないアクトになりました。

池畑 そうあり続けたいなと思います。みなさんに協力いただきながら。


■ ワールドワイドな感覚が持てるように、という思いがある

―― 釘屋さんはフジロックに行くのは初めてということですが、どんなイメージがありますか?

釘屋 まず、みんなどこに泊まっているのかなって(笑)。
池畑 ああ(笑)。
釘屋 根本的にまだわかってないところがあるというか。どんなふうに過ごしているんだろうって(笑)。
池畑 ははははは。いまはホテルにも泊まったりするけど、僕は(準備期間を含めて)テントに2週間くらい泊まってる。お客さんもキャンプの人は多いよね。
釘屋 音楽って本来、家で聴くとか、ライブハウスとかホールとか、インドアなものだけど、あれだけの規模で、ただ野外なだけじゃなくて完全にアウトドアという。どんな感じで音楽があるのかわからないのですごく楽しみです。
池畑 いろいろ歩き回ってもらって、テントに泊まってみるといいかもしれないね。出演するミュージシャンはホテルだけどね。でも自分はそれだと何かが足りなくて、中の仕事も手伝うようになった。

―― あの場にいると、何かやりたいという思いが募るということですね。

池畑 そうそう。何かやりたくなっちゃう。
釘屋 話を聞いていると、大人の文化祭みたいな感じもあるんですかね。
池畑 グラストンベリーに行くと、音楽はもちろん、鍛冶屋さんがいたり馬車をつくっている人がいたり、いろいろなもので成り立っているんですよ。そういうのも見てきたから、自分のなかでイメージが広がっているのもありますね。

―― 池畑さんは日高さんと世界を回っていましたよね。

池畑 いろんな場所に行きましたね。キューバに行ってバンドに声をかけたり。自転車の人に声をかけたり。
釘屋 自転車? 曲芸のような感じですか?
池畑 曲芸じゃなくて、輪タク(自転車のタクシー)のほう。その人を呼んで運転してもらったり。
釘屋 すごいですね。
池畑 向こうの人も、「来る?」って言ったら「行く」と。で、日本に来てから「何するの?」って。
釘屋 ええ!?
池畑 音楽だけではなく、そういう文化も含めてフジロックになっているというか。

―― しかも直接声をかけに行くところからつながっているという。

池畑 この先、そういう部分をどれだけ残せるかというのが大事なところだと思います。フェスもたくさんあるし、お客さんも慣れてきて、事業として考える部分もあるだろうし。バンド側も気持ちだけで動くというのは今はもうなかなかない時代なので。でも、もともとはそういうところから始まっているということは忘れないようにしたいなと思うんですよね。

―― 数あるフェスをみても、「ROUTE 17」のようにフェスに特化したオリジナルのバンドがあるのは珍しいのではないかと思うのですが。

池畑 そうですね。ロックンロールを演奏するバンドをやる、という話からスタートしました。そのなかでゲストはいろいろなタイプの人たちに出てもらおう、と。

―― 毎年、テーマみたいなものは設けるんでしょうか。

池畑 テーマはずっとつくってきたんですけど、今年はあまり考えずに進めてますね。
釘屋 そうなんですね。
池畑 テーマっぽい曲を提案した人もいるけど、基本的には一回フリーにしてみようかな、と。各ミュージシャンがテーマというか、思いをもって参加してくれるのはもちろん構わないけれど、日高さん的にいえば「勝手に楽しめ!」という感じで。「こんなステージも面白いだろ」と。

―― フジロックは世界中の音楽が集まるフェスですが、最近では邦楽もバラエティに富んだジャンルのラインナップが増えました。そういう多様性が広がるなかで、「ROUTE 17」がもつ使命感みたいなものはありますか?

池畑 我々も邦楽としてバンドを始めて、音のつくりやバンドのノリの違いはあって。とくに最初の頃は海外のバンドと日本のバンドとの音の違いがあまりにもありすぎたので、そこを負けないように同等のサウンドをつくりたいというのはありますね。バンドでやっていると、バンドでしかわからないノリがあると思うので、例えば「ROUTE 17」に参加したメンバーが「こんな感じもあるのか」というのを感じてもらえるといいなと思っています。
釘屋 はい。
池畑 あとゲストで出てもらうことで、バンドのなかでもその影響がいい方向に向かうかたちになればいいなと。バンドって難しいじゃないですか。我のぶつかり合いがあったり、そういうのがないと面白くなかったり。いろいろなバランスで成り立っているところもあるので。

―― あれだけのメンバーをまとめるバンマスとして、いろいろな思いがあるんですね。

池畑 そういうのもありつつ、世界レベルでやれる感覚でサウンドを出せればいいなと。

―― 2019年からゲスト枠に海外のミュージシャンが参加するようになりましたが、そういう思いがあったからでしょうか。

池畑 同じバンドのなかでワールドワイドな感覚が持てるように、という思いがありますね。言葉の違いはあるんだけど、サウンドで伝わる部分というか、お互いがサウンドで返せる部分があるというか。一緒にステージに立つとそれが体感できる。何か気づくものがある。
釘屋 そういう感覚をバンドに持ち帰れるといいなあと思いますね。
池畑 うんうん。
釘屋 バンドメンバーだけで10人くらいいますもんね。どんな感じになるんだろう。
池畑 そういう意味でもいい経験になると思う。
釘屋 俺は少ない人数のバンドしかやったことがないので、あんなにいろいろな楽器の人とやるのも初めてです。
池畑 みんなそれぞれが音を出していて反応するタイミングがあると思うし、みんながグッと歌に向かう瞬間もあるし。……まあ、あるかもしれないし、ないかもしれないし(笑)。
釘屋 楽しみだなあ(笑)。


■ どんな時代もどんな世代も、音楽はいつでも伝えられるものがある

―― 今年のゲストは山下久美子さん、甲本ヒロトさん、釘屋玄さん、Us(アス)、リアム・オ・メンリィさんが登場します。

池畑 いつもステージが終わると次の年のことを考えるんですよ。それで去年から考えて、いろいろなタイミングもあって今回のみなさんにお願いしました。

―― 池畑さんがオファーするときは、演奏する曲もイメージされているんでしょうか。

池畑 釘屋くんを見たときは、自分が前にシルヴァーヘッドやニューヨーク・ドールズとかを演っていた頃のイメージがあって、そんなラインで何かできたら面白い感じになるんじゃないかなと思いましたね。
釘屋 嬉しいですね。当日に演る曲もけっこう早めに決まりましたよね。
池畑 こっちからオファーする曲と、提案をもらう曲があって。それを合わせて決まるね。最初の頃はオファーする曲の方が多かった。
釘屋 そうなんですか。
池畑 例えば「JBの曲で、トータスよろしく!」って。「えー? これ演るんですか!?」って。

―― そういえば以前、TOSHI-LOWさんとの対談でも、「池畑さんに言われたら”イエスorはい”しか答えがない」と言っていましたね(笑)。

釘屋 ははははは。
池畑 ははははは。でもいい感じで選曲できてるんじゃないかと。
釘屋 あのバンドで演るとどういうアレンジになるのかって考えるだけで楽しみです。
池畑 ある程度ステージのかたちはみえてますね。

―― 釘屋さんから出した希望の曲も?

池畑 ありますね。
釘屋 すぐに決まりましたね。1週間くらいで。せっかくなら暴動クラブでやらなそうなタイプの曲で、あの大編成のバンドでのステージなので、かっこよくなりそうだなと思う曲を選ばせてもらいました。
池畑 うんうん。
釘屋 一度レッドシューズで、池畑さんのステージに一緒に出させてもらったことがあるんですけど、そのときはストーンズの曲だったんですよね。僕はずっと(鈴木)壱歩くんのドラムで歌っているけど、ドラムが変わるとこんなに違うんだなあと、面白かったんですよね。こんなにバンドって変わるんだって。
池畑 ずっとバンドをやってると、意外とそこに気づかないんですよ。
釘屋 そうかもしれないです。
池畑 バンドじゃないところでやってみると気づく。「こんな感じもあるんだ」とか「まったく合わない」とか。全然違うことに初めて気づく人は多いですね。
釘屋 レッドシューズでは「ブラウン・シュガー」を演ったんですけど、そのあとにバンドでも「ブラウン・シュガー」をカバーすることがあって、やっぱり全然違いましたね。同じ曲なのに。面白いなあって。
池畑 バンドは奇跡的な部分もあるし、そういうところを大事にした方がいいですよね。もちろんバンドによってはその逆もあるだろうけど。
釘屋 バンドにいいお土産が持ち帰れるといいですね。
池畑 知らないほうがいいこともあるかもしれないけど、でも気づくって大切なことだと思いますね。

―― 「ROUTE 17」のような大所帯のセッションステージはリハーサルも大変そうですが。

池畑 5日間くらいリハーサルはあって、全員そろうのは最後のゲネプロ(通しリハーサル)くらいかな。(ホスト)バンドのほうはある程度のベーシックな部分が出来ていればあとは自由にという感じです。

―― そのなかで釘屋さんが暴れる、と。

池畑 そうだね(笑)。
釘屋 ははははは。
池畑 そんなに作り上げすぎずでいいんじゃないかな。きちっと作り上げたいというゲストもいるので、そういう場合はきちっと作り上げるけれど。
釘屋 みんな違うんですね。
池畑 でも当日、全部が全部そのとおりにいくわけでもないしね。まあ「上手くいかなかった」と言われたことはないので(笑)。

―― 今年は昨年に続き、Us(アス)が出演します。先日5月の来日公演は池畑さんも釘屋さんも見に行かれてましたね。

池畑 彼らは最初グラストンベリーで見たんです。面白いバンドがいるから見に行こうぜって。これからの感じのバンドだけど盛り上がっていましたね。いろんな時代の音楽を聴いているなという感じや、あとイギリスのバンドとは少し違う感じがした。
釘屋 彼らはフィンランド出身なんですよね。
池畑 そうそう。ライブを見たあとに、Us(アス)が演ったら面白いと思う曲を手帳に書いてたんです。それを彼らに見せたら「それはカバーしようと思ってた曲です」と言われて。
釘屋 へえぇ! すごい。
池畑 それで今年はその曲を演りますね。バンド的に、ショー的に見せる曲と、そうじゃない曲と。
釘屋 今度からカバーに困ったら池畑さんに連絡していいですか? 「俺たち何をカバーしたらいいですか」って(笑)。
池畑 ははははは。

―― 釘屋さん、Us(アス)のライブはいかがでしたか?

釘屋 かっこよかったですね。ライブがかっこいいバンドというか。新代田FEVERのステージもパブロックみたいな感じもあって音がドンときましたね。
池畑 かなりライブの本数をやってきてる感じはするよね。
釘屋 叩き上げられてきた感じですよね。
池畑 テンションが持つかなというくらいすごいテンションでしたからね。

―― Us(アス)やリアムとのセッションは、リハーサルはどうやっているんですか?

池畑 リハーサルはできないので、当日の本番勝負ですね。それまでに、アレンジした音を聴いてもらって。
釘屋 そうか、たしかに。
池畑 タイミングが合えば本番直前に少し合わせることもあるけれど。だから、例えばふとした瞬間に始まるセッションの呼吸とか、そういう感覚を普段から持つことって大切なんですよね。

―― 今年の「ROUTE 17」はどんなステージになりそうですか?

池畑 「こんな人たちがいます」というようなステージになるんじゃないかな。久美ちゃん(山下久美子)も、いつかやれたらいいなと思っていて、聞いてみたら「やる!」という返事で。いいタイミングだったかと思います。久美ちゃんとも面白い感じでできそうですね。

―― 甲本ヒロトさんは久しぶりの「ROUTE 17」の登場ですよね。

池畑 そうですね。ヒロトはまた面白い曲を選んでいて。でもカバーとしてクリアできるかを話してますね。例えば小さなステージで少し歌うなら問題ない曲でも、「グリーンステージ」で1曲やるとなるとまた違う面もあるので。それをクリアしていい感じでやれればいいなあ、と。それくらい面白いものになりそうですね。

―― 釘屋さんも大所帯のステージは初ということですが、意気込みはいかがでしょうか。

釘屋 純粋に本当にめちゃめちゃ楽しみというのと、やっぱり大ベテランのみなさんが背中を固めてくれるので、目一杯楽しんでやれるんじゃないかなって思っています。
池畑 苗場食堂のステージにも来るといいね。そうすると、また違う感じも掴めると思うし。
釘屋 遊びに行きます!
池畑 遊びに来るということは、歌うということだよね(笑)。
釘屋 ははははは。
池畑 「ROUTE 17」のバンドが少しコンパクトになったステージで、バンドのメンバーも得意分野のカバーを歌ったりするし。
釘屋 そういうフジロックのフリーな感じを体験したことないので、旅行に行く気持ちです。本当にまったく想像つかないので(笑)。
池畑 苗場食堂のステージは、そこで働いていてギターを弾く人も参加したりしてるんですよ。
釘屋 へえぇ。
池畑 ステージは板で繋いでいるんだけど、八代亜紀さんが出たときは、「イヤリングとか落ちたら大変だから」と話して、地元の人がきれいに床を作ってくれた。
釘屋 養生したんですね(笑)。
池畑 そんなこともあったりね。

―― 苗場音楽突撃隊は、毎晩、誰がゲストで出るんだろうという楽しみもありますからね。

釘屋 当日までわからない感じなんですね。
池畑 出演している人たちに声をかけてるんだけどね。思いがけない豪華なステージになったりもするからね。

―― 最後に、今後を含め「ROUTE 17」の目指すところを聞かせていただけますか。

池畑 年に1回のステージだけど、バンドメンバーそれぞれの成長も感じられるステージだと思ってるんですよね。音楽は変わらずどんな時代もどんな世代も、いつでも伝えられるものがあるから、今後どういう規模で変わっていくかはわからないですけど続けていきたいし、次の世代に繋いでいきたい思いがあります。演奏する側も運営する側も変わっていくわけだから、そこにどうキリをつけるかというのもあると思うしね。そういうことも考えないこともないけど、やれる限りはやれることをやっていきたいと思いますね。

―― 今年は恒例のメンツ、久しぶりのメンツに加え、釘屋さんという新しいパワーも加わるので楽しみですね。

池畑 そうそう、そういうことだと思うんですよ。
釘屋 僕はフジロックも初めてだし、大所帯のバンドも初めてだし、本当に行ってみないとわからないことだらけ(笑)。
池畑 勝手度が高ければ高いほど面白いステージになると思うので、好きにやってもらえればいいかな、と。
釘屋 目一杯やらせていただきます!

© 2025 DONUT

INFORMATION

「FUJI ROCK FESTIVAL '25」
日時:2025年7月25日(金)26日(土)27日(日)
会場:新潟県・湯沢町苗場スキー場
公式サイト:https://www.fujirockfestival.com
*ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA:7月25日(金)13:00からグリーンステージにて。
*苗場音楽突撃隊:7月25日(金)26日(土)27日(日)ともに17:10から苗場食堂ステージにて。
*「その他に、夜中に何処かに出没します! ご期待ください」(池畑潤二)
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https://start-your.fujirockfestival.com

ARTIST INFORMATION

■ Us(アス)来日公演のライブレビュー
https://donutroll.tokyo/wd/20250625_us/

■ 池畑潤二 公式サイト& SNS
https://www.junji-ikehata.info
https://x.com/JunjiIkehata

■ 暴動クラブ 公式サイト& SNS
https://voodooclub.fanpla.jp
https://x.com/Voodoo_Club_

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