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2023.03.08 upload

石井麻木 インタビュー
写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』

こどもたちは何よりもの希望なんです。どんなに悲しい出来事や現実があっても、こどもたちが笑っているとみんな幸せな気持ちになるし、すごい力があるなってずっと近くで見てきて強く思いました
――石井麻木

写真家・石井麻木さんによる写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』(世界文化社)が2月22日に出版された。この絵本は、震災を知らないこどもたちへ、震災の事実を伝えるとともに何気ない日々の大切さを伝えたいという麻木さんの想いが込められた1冊。麻木さんは2011年の東日本大震災以降、毎月11日の月命日には東北を訪れつづけている。そこに横たわるさまざまな感情や景色、現実や願いを目の当たりにし、そこに暮らす皆さんの心に寄り添い、心で心を繋いできた。その活動を12年。変わるもの・変わらないもの、取り戻せたもの・取り戻せないものなど、多くの現実と向き合うなかで、赤ちゃんだった子は中学生になり、小学生だった子は成人したりと、こどもたちの成長とも向き合ってきた。悲しみも喜びも両方ある。その、ありのままを “写心”と言葉で綴る本書は、とても48ページとは思えない体感のなかに未来へ繋がる眩しい息吹を伝えてくれる。また、今年も3月11日からはじまる写真展『3.11からの手紙/音の声』は、福島での3ヵ所を皮切りに全国を巡回予定で、この写真展内にて『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』のパネル展も併せて開催される。「知ることしかできないということは、知ることならできるということ」。写真展にもぜひ訪れてみてほしい。

●取材=秋元美乃/森内淳




写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』
■写真・文:石井 麻木
■発売日:2023年2月22日(水)
■定価:1,980円(税込)
■発行:株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
■内容:2011年から毎月、東北に通い続ける写真家 石井麻木が、震災を知らないこどもたちへ、伝え、繋ぐ12年間。震災の事実を伝えるとともに、日々を生きることの大切さ、日常が決してあたりまえでないこと、毎日を大切に生きていこうという、生きるメッセージが込められています。
※本書の印税、収益は本人の意思により震災遺児支援を行っているあしなが育英会に全額寄付されます。


―― まずは個展「20年の眼」、各地の開催お疲れさまでした。

石井麻木 ありがとうございます! 8ヵ月間、なんとか最後まで駆け抜けられました。

―― 写真家として活動を始めて20年のうち東北との関わりが12年となると、麻木さんの写真家人生の半分以上になっていますね。

石井 そうなんです。写真家人生の半分以上を東北と共に過ごさせていただいています。ここ12年間は想わない日がありません。

―― 今回、写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』を届けようと思ったきっかけは何かあったのでしょうか? 例えば、写真本『3.11からの手紙/音の声』をまた増補版にするという方向性もあったかと思いますが。

石井 あの年に生まれたこどもたちが今年は12歳になるんですよね。小学校を卒業する歳になって、いろいろ理解できる年齢になっていると思うので、伝えて繋いでいかなきゃという思いがあって、まず先に写真絵本として届けようと思いました。でも、また写真本も作りたいとは思っています。写真本は今は増補改訂版が出ているんですけど、どんどん増やしていくと辞書みたいなページ数になっちゃうんですけど。

―― 今回の写真絵本は12年という年月がきっかけなんですね。

石井 そうです、そうです。やっぱりこどもたちにも伝えたくて。あと今年は13回忌という大事な年でもあるので出させてもらえたら、と思っていました。

―― 写真絵本のなかに書かれていますが、赤ちゃんだった子が中学生になり、小学生だった子が成人式を迎えたり。想像するだけですごいことだな、と。

石井 すごいですよね。時の流れと成長、その経過をずっと見て来られたこと……そう考えると本当にすごいことですね。

―― ただ数字で12年と聞くよりも、写真でその変化や成長を一緒に感じさせてもらっていますが、現地で実際に時間を共有されている麻木さんの思いもひとしおじゃないかと。

石井 抱えきれないくらいの想いがあふれています。

―― こどもたちの成長は麻木さんにはどんなふうにうつっていますか?

石井 やっぱりこどもたちは何よりもの希望なんです。一番大きな希望。どんなに悲しい出来事や現実があっても、こどもたちがそこで笑っているとみんな幸せな気持ちになるし、すごい力があるなってずっと近くで見てきて強く思いました。その子たちがどんどん成長していく姿も見られて、成人式の晴れ姿を見たときには思わず涙してしまって。8歳や9歳のときに震災で母親を亡くされた子たちが、思春期とかお母さんにいてほしい時期もずっと母親不在で過ごしてきて……。私には会いに行ったり、電話でお話を聞いたりメールをしたりするくらいのことしかできないし、どう頑張っても母親の代わりにはなれないけれど、会うたび話すたびに何ともいえない気持ちになります。ずっと見守りたいです。震災後に生まれた子たちも含め、こどもたちに関しては希望しかないなって、すごく感じています。

―― 麻木さんは、あるこどもにとってはお母さんで、お姉さんで……

石井 はい、そして仮設住宅で会ったおかあさんと話していたら、娘さんと私が同い年らしくて「あんたといると娘といるみたいだよ」って、毎月(東北に)帰るたびにご飯を作って待っていてくれたりするおかあさんもいて。この12年で、あちこちにいろんな形の家族が増えました。

―― なるほど。こどもたちの成長も大きいけれど、大人にとっての12年も大きいですよね。

石井 そうなんです、同じく大きいんです。

―― 今回あらためて写真絵本を見て思ったことがいくつもあるんですが、例えば「みんなの家」と書いてある段ボールの家の写真。普通だったら「私の家」「◯◯の家」でもいいと思うんです。でも、当時たくさんのものを失ってしまった状況なのに、「みんなの家」と書いてあるその様子に、こどもたちから多くのものを教えてもらった気がします。

石井 この写真を写したのは2011年の4月11日。ちょうど1ヵ月後なんですけど、避難所が定員いっぱいで満員で、外の駐車場で軽トラや車の中とかで避難されている方がたくさんいたんです。この「みんなの家」は避難所にすら入れない方たちのためにこどもたちが段ボールで作ったもので、みんなここに入れたら、みんなで暮らせたらいいね、という思いだったと思うんです。こどもの発想かもしれないけど、この段ボールのおうちを目にしたとき言葉にならないくらい心にぐわぐわきて。これ、写真には写っていない下の部分に「4人まで入れます」って書いてあるんです。

―― そんな設定まで。しかも、笑顔のイラストも書いてあるんですよね。1ヵ月しか経っていない環境のなかで。

石井 まともにお風呂も入れていない、食事も朝昼晩パンとレトルト、カップラーメンみたいな時期に、こどもたちのこういう発想力とか想像力や笑顔に助けられた人は多いと思います。

―― 写真展や写真本でも何度も見ている写真でも、こどもたちが自然に発しているメッセージには胸が詰まるというか。紙に書かれた「がんばりすぎずに」という言葉も。

石井 そうなんですよ、こどもたちは本当に感受性豊かでまわりをよく見ているなって。

―― 黒板に書かれた「おちついてこうどうする」「だいじょうぶ」とか。

石井 そう、そうなんです……。救われますよね。

―― そう言っていたこどもたちが12年経ったのかと思うと、麻木さんの写真や言葉を通じて体験させてもらっているこちらも何ともいえない気持ちになりました。

石井 高校を卒業したり、成人したり、結婚したり。本当に感慨深いです。

―― あと、あらためて写真本も見返しながら思ったのですが、麻木さんが写真に添えて伝えてくださる言葉には、例えば「頑張って生きよう」というような直接的な表現はないですよね。

石井 はい。それは意識的にというか、私なりの思いがあってそうしています。大きなメッセージとしては、震災のことを伝えながらも“いのち”のことをやっぱり一番伝えたくて。今ある日常や「いってらっしゃい、いってきます」「ただいま、おかえり」「ごめんね、ありがとう」と交わせる挨拶、何気ないひと言ひと言は何ひとつ当たり前じゃないし、誰もが明日それが言えないかもしれない、言ってもらえないかもしれない可能性がある。ただ「一日一日を大切に」というメッセージをそのまま伝えるのは、スローガンじゃないから違うなと思っていて。言葉と写真で、私なりの伝え方で伝えたいと、そこは大事にしています。

―― そうなんですね。やっぱり麻木さんのこの一連の写真がもつ印象として、ドキュメントなんですね。

石井 はい、ドキュメントです。東北の写真に関しては。本当のことを本当のまま伝えたいというのはずっと一貫してあって。例えば悲しみだけを取り上げて「こんなに悲しいよ」というのでも、希望だけに光をあてて「こんなに頑張っているよ」というのでもなく、ちゃんと悲しいも苦しいも楽しいも嬉しいもみんな同じくあるわけだから、その両方を伝えたいと思っています。あと、東北や震災のことをアートの材料にしたくなかったので、生の声やそのままを伝えることを大切にしたくて。というのも、生の声というのは写真だけではとうてい伝えきることができないと思っているんです。何千枚何万枚の写真を見てもらっても、現地で自分の目が見たもの聞いたものを越えて伝えることはできないなって。だからこれができる限りの自分なりの写真と言葉で届けられるせいいっぱいでもあります。

―― だからこそ、想像することが大切なんですね。

石井 絵本に大事なのは想像力だと思うので、この本にも実はたくさん余白を残してあるんです。説明しすぎないことにも重点を置いていて。例えば教科書や資料だと「何年何月何日、どこで撮影しました」みたいなものも必要だと思うんですけど、今回そういうのは一切入れずに、それよりも写真と短い言葉から想像してみてもらいたいという気持ちが大きくありました。今は情報過多な時代で、正しい情報も正しくない情報もたくさん入ってくるじゃないですか。それを自分で見極める力や寄り添う心も、全ては想像することから生まれると思うので、あえてそういう作り方をしました。そしてこどもたちにも伝わりやすいようになるべくやわらかいことばにしました。

―― 悲しい写真もあるけれど、美しい風景の写真もあって、またここに笑顔が増えるといいな、とか自然とそういう気持ちになりました。

石井 まさに、そう思ってもらえると嬉しいです。

―― この写真絵本は時系列ですよね?

石井 時系列です。ぎりぎり去年末に撮影した写真まで入っています。

―― 麻木さんは今でもずっと月命日に東北に行かれているんですよね。

石井 はい。12年間、毎月通っている人や写し続けている人は他にいないと言われました。

―― 12年間続けている麻木さんにしか作れない絵本ですね。私たちは麻木さんの写真や言葉をとおして体験させてもらっているだけなので情けなくもありますが、でも、知るきっかけを本当に感謝しています。

石井 いえいえ、それが嬉しいです! 毎年の写真展は東北のことを知ってもらいたくて開いているし、そうやって知ってもらえて、彼らの成長も一緒に見届けてもらえるというのが一番嬉しいです。それが写真にできる力だということも、私自身が気付かせてもらってきたので。

―― 本当に写真のこどもたちや皆さんに、勝手に親近感を感じています。

石井 「この子、大きくなった」とか思ってくださる方は多いみたいです(笑)。

―― そうですよね(笑)。

石井 それもすごく嬉しくて。一緒に見守ってくれてる。

―― 麻木さんは以前から、「知ることしかできないということは、知ることならできるということ」と話してくれていますが、“知る”ってすごくパワーが要ることじゃないですか。

石井 すっごいパワーが要ります。たぶんこの本を見るのも読むのもめくるのも、体力や気力が要ると思うんです。パラパラっとめくれるような本ではないと思うのでまず開くのに気力が要ると思うんですけど、それでも見てほしい、届けたいと思って作らせてもらいました。

―― 本当に、1ページ1ページすごくパワーが要りました。見ているだけでそうなので、実際に向き合っている麻木さんのパワーというか原動力はいったいどこからくるんだろう、と。

石井 ね、よく訊かれるんですけどどこからきてるんですかね(笑)。でも、例えば「この先もずっと写し続ける!」と思って東北に通っているわけではなくて、なんだろう……毎月帰郷している感覚というか。会いたい人たち、会いたい家族がいるから毎月11日に東北に帰っているという感覚なんです。

―― その月命日は、どのように過ごされているんですか?

石井 多くは「LOVE FOR NIPPON」のCANDLE JUNEさんがおこなっている集まりに参加しているんですけど、そこは避難所や仮設住宅で出会った方たちと一緒にご飯を食べたり、みんなが各自できることを持ち寄ったりしておいしい・嬉しい・楽しい時間を過ごそうという集まりで、夜は夢や願いを灯すキャンドルナイト。そういう時間を写させていただいたり、あとはひとりであちこちの家族のところに会いに行ったりしています。

―― なるほど。麻木さんの写真に写るこどもも大人も皆さんいい表情をしているのはそういう時間を一緒に共有できているからというのもあるんですね。

石井 本当にいつの間にか自然と「ただいま、おかえり」と言える仲になっていて。会いたい人が東北中あちこちに増えて幸せです。

―― そういう麻木さんの思いがあるから写真にリアリティがあるというか。報道写真というと、どこか遠くの物事に感じたりしますが、麻木さんの写真はこちらに伝わる距離感が違っていて。

石井 ああ、それは嬉しいです。

―― だからこそ、見るのに体力が要るというのもあるんですけど。

石井 たしかに。もちろん報道写真は伝えるために必要で、私たちもそれで知ることができるからとても大切。でも自分とは伝え方が全然違うとは思います。

―― その分、麻木さんが背負った役割の重要さや重さまで全部伝わってきますね。

石井 作ってよかった。そんなふうに見てもらえて嬉しいです。丸12年毎月、いまでも葛藤や不安は常にありますし、自問自答の嵐ではあるんですけど。

―― 東北の方を撮るきっかけになった、トラックに乗ったご夫婦にはその後会われることも?

石井 まだお渡しできていなくて。あの写真はNHKの紅白歌合戦とかにも出させてもらったので、どこかで目にしてくださっていたらいいなって。

―― じゃあ、本当にその瞬間の出会いだったんですね。

石井 はい。会いたいですね。

―― 今の話からも「当たり前」とか「また会える」という確証は何事においてもないんだな、と思いますね。現地で撮り続けているなかで、自分の心の変化などは何か感じたりしますか?

石井 そうですね……東北という土地の存在も、東北で生きる方たちの存在も日に日に近くなっているので、どんどん他人事じゃなくなるというか、どんどん目が離せなくなっていて。例えば東北で地震や余震があると心配になってすぐ連絡しちゃうんです。落ち着かない子、泣いてる子と夜中から明け方までずっと電話で話をしていたり、家族以上に家族かも。気持ちの変化はいろいろありますけど、どんどん近くなっている、大切な存在が増えているのが一番大きいかもしれないですね。

―― 「ただいま、おかえり」って、普段は何気ない挨拶ですが、その挨拶を交わせる存在の大きさを感じますね。

石井 何気ない挨拶をあの日、言えなかった人がいて……。「いってらっしゃい」って送り出したまま「ただいま」が聞けなかったお母さんがいて、「いってきます」って家を出たけれど「おかえりなさい」と抱きしめてもらえなかったこどもたちがいて……。言えなかった「ただいま、おかえり」、聞けなかった「ただいま、おかえり」。その哀しみが12年のあいだずっと、ずーっと私の中にあるんですよね。そんな当事者ではない私を行くたびに「おかえり」って迎えてくれるようになって、それってすごいことだなと思って。説明が難しいんですけど……。たとえケンカをしていてもいいから「いってらっしゃい、ただいま」って言いたいね、という気持ちもこの絵本には込めています。最後のページのほうに、「いってらっしゃい。いってきます」「おはよう。おやすみ」「ありがとう。どういたしまして」とかいろんな言葉をちりばめたページがあるんですけど、こんな何気ない言葉が言えるってことだけで本当はとても幸せなことだから、言っていこうねという気持ちも、この1冊で伝えたいことです。

―― あらためて考えると、すごく気持ちの伝わる言葉たちだと気付かされました。

石井 すごく大切ですよね。声を届けられなくなってから人はみんな後悔するし、私も何度も悔やんできたので、伝えられるときに伝えていこうって。自戒の意を込めて。なので震災そのものを知ってほしいという絵本ではなくて、震災から繋がって、いのちの尊さや何気ない日常を大切にしていこうという気持ちを伝えたいな、というのが一番大きな思いです。

―― 写真からも、言葉からも、写真に写った方たちからも、景色からも伝わってきます。

石井 ありがとうございます。私自身もいつまで写真を写せるかカメラを持てるか、何が起こるかわからないし、毎回これが最後の一枚かもしれないと思って写させてもらっているので、もしかしたらそういう気持ちも写真に出ているかもしれないです。一瞬をのこさない美学ももちろんあると思うんですけど、のこして欲しいと言ってもらえるものを私でのこせるならやっぱりのこしたい、と。とくにこどもはどんどん成長していくから。

―― そうですよね。すり減ることも多いと思いますが……

石井 正直、もう写せないかもしれないと思うことも何度もありました。苦しすぎて。でも、こどもたちが笑顔で寄って来てくれたり一緒に鬼ごっこをしたりしているうちに「やっぱり写したいな、のこしたいな」って気持ちにさせてもらえたので、こどもの存在は本当にすごいなって思いますね。この48ページという1冊のなかで、説明しすぎず、どこまで伝えられるかというのは覚悟も要りましたしまだ不安もあって。でも今のせいいっぱいを詰めこんだので伝わるといいなと思っています。

―― この活動を12年ですもんね。

石井 最後のほうに「このこたちの笑顔をこれからも見守りたい」と書いたんですけど、もちろん涙もいっぱい見るだろうし辛い背中も見ていくだろうし。でも全部ひっくるめてあえてそう書きました。

―― 「町は息を吹き返す」という言葉も含めて、麻木さんからの希望も感じて救われるというか。

石井 そうなんです! この町はまだ住民の一割も戻られていないんですけど、小学校中学校あわせて全校生徒33人が戻ってきて。10年間、この町からはこどもの声が途絶えていたので、また戻ってきたのがすごく大きな意味があるし、この先に繋がる未来があるということなので、ここにこどもたちがいるってことが本当に何よりもの光ですね。

―― 3月11日からは今年も写真展がはじまります。

石井 福島県内の3ヵ所から始めて、まわれる限り全国まわる予定です。あの日からの手紙を、どこかで受けとりに来ていただけたら嬉しいです。


■ 石井麻木プロフィール
写真家。東京都生まれ。写真は写心。一瞬を永遠に変えてゆく。毎年全国各地で写真展を開くほか、CDジャケットや本の表紙、映画のスチール写真、ミュージシャンのライブ写真やアーティスト写真などを手掛ける。東日本大震災直後から東北に通い、現地の状況を写し続けている。その写真とことばで構成された写真本『3.11からの手紙/音の声』(シンコーミュージック・エンタテイメント)が大きな反響を呼び全国で同タイトルの写真展の開催を続ける。2017年に同写真本の増補改訂版を出版。収益は全額寄付している。その他の作品に『みんな、絵本から』(文・柳田邦男講談社)、CD絵本『空より高く』(作詞・新沢としひこ作曲・中川ひろたかクレヨンハウス)などがある。

© 2023 DONUT

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写真展 INFORMATION

※写真展【3.11からの手紙/音の声】内で写真絵本『ただいま、おかえり。3.11からのあのこたち』パネル展の開催が決定。

■日程:2023年3月11日(土)10:00~21:00
■場所:福島県 楢葉町 Jヴィレッジ 全天候型練習場
■料金:入場無料
※SONG OF THE EARTH 311 FESTIVAL – FUKUSHIMA 2023 –写真展ブースにてミニパネル展と写真絵本、オリジナルグッズ販売。

■日程:2023年3月18日(土)~26日(日) 10:00~20:00
■場所:福島県 道の駅ならは物産館2階
■料金:入場無料
※初日3/18と最終日3/26は本人在廊予定、在廊日は写真絵本、オリジナルグッズ販売あり。

■日程:2023年4月25日(火)~5月21日(日) 7:00~19:00
■場所:福島空港ターミナルビル2階・3階
■料金:入場無料
※会期内数日在廊予定、在廊日は写真絵本、オリジナルグッズ販売あり。

*在廊日や詳細はこちらでご確認ください。
https://www.311tegami.com/topics-1/

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