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DONUT編集部「Monthly Playlist」

DONUT編集部「Monthly Playlist」
自分が知らない音楽に出会うというのはとても楽しいことです。昔はラジオの音楽番組がその役割を担っていましたが、サブスクリプションの時代となった今はプレイリストがそれにとってかわっているように思います。DONUT編集部では毎月プレイリストをアップすることで少しでもおおくの音楽への入り口をつくっていこうと思っています。

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今月のプレイリスト「DONUT MIND」by Mino Akimoto

2021.05.26 upload

DONUT MIND(May 2021)
01.Racist, Sexist Boy (Live at La Public Library)/The Linda Lindas
02.G.S.K./Squid
03.I've Been Down/ハイム
04.I Wanna Get High/The Record Company
05.Down/St. Vincent
06.Going Down South/ザ・ブラック・キーズ
07.Higher Power/コールドプレイ
08.Donuts Mind If I Do/CHAI
09.Remember We Were Lovers/ボビー・ギレスピー & Jehnny Beth
10.Blowin' In the Wind/ボブ・ディラン


①今月の1曲目はザ・リンダ・リンダズ。10歳のミラ、13歳のエロイーズ、14歳のルシア、16歳のベラからなるLAの4人組パンクバンド。最近、彼女たちが図書館で演奏している映像(https://youtu.be/J5AhU5Q7vH0)を目にした方も多いのでは。自身の経験を踏まえ反人種差別、反性差別を掲げたこの曲のストレートなパワーにガツンとやられました。少し調べてみるとなかなか芯の通った活動をしているよう。ちなみにバンド名はやはり、ザ・ブルーハーツが由来とのこと。②不協和音とエモーショナルな雄叫びが気になるスクイッドはUKブライトンで結成された5人組。今作『ブライト・グリーン・フィールド』がデビューアルバム。③3曲めはハイム。先日、グラストンベリーの配信企画で観たライブがとてもよくて改めて新作『ウーマン・イン・ミュージック Part III』をリピート。数年前に観た時は、レコードの方がいいかもと思っていたけれど撤回します。またフジロックで観たいなあ。④ブルージーなロックを鳴らすザ・レコード・カンパニーは立て続けに届いた新曲群がかっこいいので1曲リストイン。⑤セイント・ヴィンセントのニューアルバム『ダディーズ・ホーム』はパーソナルな背景を落とし込みながら、70年代ロックの影響が色濃く滲み出た作品に。⑥ザ・ブラック・キーズは自身のルーツであるミシシッピ・ヒル・カントリー・ブルースに敬意を表したブルース・カバーアルバム『Delta Kream』を発表。ここではR.L. バーンサイドのカバーをピックアップ。⑦ハイムと同じく先日のグラストンベリー配信に登場したコールドプレイ。そのステージでも新曲を披露。⑧CHAIは5/21リリースのアルバム『WINK』から。進化の意志が伝わる本作。1曲めのタイトルがとても素敵だったので今月のプレイリストのタイトルにアレンジさせてもらいました。⑨ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)とジェニー・ベス(サヴェージズ)が7月にリリース予定のコラボレーション・アルバム『Utopian Ashes』から先行公開されたナンバーを。ふたりのソウル・デュエットが堪能できます。⑩ラストは、今月80歳の誕生日を迎えたボブ・ディランの「風に吹かれて」。1曲めに紹介したザ・リンダ・リンダズのナンバーとスピリットは同じだと思うと、音楽の力はすごいなと改めて感じます。(DONUT編集長/秋元美乃)


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今月のプレイリスト「Heat」by Jun Moriuchi

2021.05.26 upload

Heat (May 2021)
1.Heat/ポール・ウールフォード,アンバー・マーク
2.Kiss Me More (feat.SZA)/ドージャ・キャット
3.Melody/アヤネ・ヤマザキ
4.Risky (feat. Drakeo the Ruler)/スウィーティー
5.II me faut l’amour/マーラ・トレンブレイ
6.California/ジョニ・ミッチェル
7.Addicted/ジョルジャ・スミス
8.Higher Power/コールド・プレイ
9.Cold Blood/ジュニア・バーシティ
10.Back Of The Bar/ブラック・ハニー


①UKダンスミュージック・シーンの奇才ポール・ウールフォードがベルリン生まれの女性R&Bシンガー、アンバー・マークをフィーチャーしてリリースしたシングル。春先にMUSIC1でヘビロテされていた。②LAのラッパー&シンガー、ドージャ・キャットがSZAをフィーチャーしたポップ・チューン。先月の秋元のプレイリストに入っていた曲。ドージャ・キャットは第63回グラミー賞で最優秀新人賞、最優秀レコード賞、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞にノミネートされた期待のアーティスト。③山﨑彩音のニューシングル。最近ではアンビエントなグルーブにフォーカスし、ボーカル曲とインストゥルメンタルを半々で制作している。日本語詞にも関わらず彼女の楽曲は主に海外で聴かれているのは曲の構成がいわゆるドメスティックなスタイル(サビがあって大サビがあって)ではないからだろう。洋楽ばかりのプレイリストのなかにもうまくハマった。④LAのラッパー、スウィーティー。何度も書くけれど、最近のフィーメール・ラッパーは秀逸だ。余計なものをギリギリまで削ぎ落としたトラックとむき出しのラップが紡ぎ出す緊張感がたまらない。⑤マーラ・トレンブレイはフランス在住の51歳のシンガー。この曲は2020年5月にリリースされたアルバム『Uniquement pour toi』に収録されている。Amazonでピーチ・ピットのアナログ盤を注文したときに誤配送されたのをきっかけにサブスクをチェックしたらとてもよかったのでリストに入れた。もちろんアナログ盤は返送した。⑥ジョニ・ミッチェルの名盤『Blue』の収録曲。1971年リリース。AppleTV+で放映中のドキュメンタリー『1971』のなかのエピソードでこの曲がフィーチャーされていたのを聴いて、リストに入れた。⑦ジョルジャ・スミスは1997年生まれの英ウォルソール出身のシンガー・ソングライター。第61回グラミー賞で最優秀新人賞にもノミネートされた。ダンスとR&Bの中間に着地した楽曲がとても心地いい。今年リリースされたアルバム『Be Right Back』の1曲目に収録されている。⑧コールド・プレイの新曲。。⑨ジュニア・バーシティはグレッグ・アラムとザック・ミシェルのユニット。彼らはLAを拠点に活動。リストに入れた半分の理由は牛のジャケット・デザイン。オールド・ロック・ファンは牛のジャケットというだけで気になるのです。なんでもハリウッド・サインを牛の絵で覆うパフォーマンスでロサンゼルス市警に逮捕されたそう。⑩イジー・B・フィリップス率いるUKのロック・バンド。アルバム『Written&Directed』の収録曲のなかでも一番ポップな仕上がり。2016年にはサマー・ソニックにも出演。(DONUT副編集長/森内淳)


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