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DONUT編集部「Monthly Playlist」

DONUT編集部「Monthly Playlist」
自分が知らない音楽に出会うというのはとても楽しいことです。昔はラジオの音楽番組がその役割を担っていましたが、サブスクリプションの時代となった今はプレイリストがそれにとってかわっているように思います。DONUT編集部では毎月プレイリストをアップすることで少しでもおおくの音楽への入り口をつくっていこうと思っています。

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2020年10月のプレイリスト「Be a Rebel」by Mino Akimoto

2020.10.08 upload

「Be a Rebel」(October 2020)
01.Diane/Winnetka Bowling League
02.kangaroo/Winnetka Bowling League
03.Dream Boy/Beach Bunny
04.Virtual Aerobics/Wallows
05.Shampoo Bottles/Peach Pit
06.Raw (At Home)/White Reaper
07.Outside/Oliver Malcolm
08.Be a Rebel/New Order
09.Keep Diggin’/Larkin Poe
10.War/アイドルズ

今月はインディ・バンドを中心にポップなナンバーをセレクトしました。ウィネットカ・ボウリング・リーグは最近知ったバンド。不勉強でまだLAの4人組ということくらいしかわからないのですが、9月の新譜をヘビロテ中。昨年リリースのアルバムもいいので両作から1曲ずつ。色々チェックしていると、ビーチ・バニーやワロウズ、ピーチ・ピット、オリバー・マルコムら新世代バンド/ミュージシャンが新作を続々発表していて嬉しくなる。そんななか、ニュー・オーダーから5年ぶりの新曲「Be a Rebel」が到着。<違うだけなんだ、それで構わない><反逆者になろう、破壊者じゃなくて>と歌われるこの曲のポジティブなパワーにもなんだか救われた気持ちになりました。と、今月はポップでまとめていたらアイドルズの新作『ウルトラ・モノ』がガツンときたのでラストはパンクでシメ。(DONUT編集長/秋元美乃)

2020年10月のプレイリスト「Monsters You Made」by Jun Moriuchi

2020.10.08 upload

「Monsters You Made」(October 2020)
01.Monsters You Made(feat.Chris Martin)/バーナ・ボーイ
02.Hallucinogenics/マット・マエソン
03.Tap In/サウィーティー
04.Rebels on the Run(feat.Grace Tither)/チョコレート・プーマ
05,Worth It/ビーバドゥービー
06.Mad at Disney/セイレム・イリース
07.Wartermelon Sugar/ハリー・スタイルズ
08.Girls in the Hood/ミーガン・ザ・スタリオン
09.Heather/コナン・グレイ
10.Sister/ティーシャ

今月もサブスクリプションのラジオでキャッチしたお気に入りの曲を中心に構成。冒頭はバーナ・ボーイの曲。ナイジェリア出身のソングライターでフォール・アウト・ボーイやビヨンセらともコラボ経験あり。今回はコールドプレイのクリス・マーティンとコラボ。次のマット・マエソンはアメリカの27歳のソングライター。この曲はビルボード・オルタナティブ・ソングスチャートで1位を獲得した。サウィーティーはアメリカ西海岸で活躍している 27歳のラッパー。シンプルなヒップホップはツボです。チョコレート・プーマはオランダのベテランDJ。ポップなメロディと特徴的なフレーズがフックになって気持ちいい楽曲に仕上がっている。ビーバドゥービーはTHE1975らを擁するレーベル、ダーティ・ヒット期待のアーティスト。セイレム・イリースは21歳のポップシンガーでこの曲はTikTokでブレイク。ハリー・スタイルズは活動休止中のワン・ダイレクションのメンバー。この夏、やたらオンエアされていたのでチョイス。ミーガン・ザ・スタリオンは25歳のラッパー。客演しているカーディ・Bの「WAP」のほうが有名かも。コナン・グレイは今年22歳のシンガー。父親はアイルランド人、母親は日本人。ロードに影響を受けたという。ロード好きなぼくの琴線に触れたのも当然か。最後はティーシャ。彼女はNMEやBBCをはじめいろんなメディアから注目を集めているロンドンの若手プロデューサー。彼女の作品に限らず歌心をもっているダンスミュージックはツボだ。今回のプレイリストで気づいたことがある。5曲が2分台。4曲が3分台で4分オーバーはティーシャの曲だけだ。まるで60年代初期のよう。「3分間のポップス」の復活なのか。ポップ・ミュージックの素晴らしいところは、たとえば映画が2時間かけて伝えることを、たったの3分で伝えるところだ。そういう意味ではポップ・ミュージック本来の姿に回帰したともいえる。いいことだ。(DONUT編集部/森内淳)

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