永松有斗夢(奏人心)「なぞる感覚と道標」
■永松有斗夢(奏人心)「なぞる感覚と道標」
若きオルタナ詩人 永松有斗夢が綴る福岡の街で生きる散文たち
●プロフィール:永松有斗夢(ながまつあとむ)/福岡の街を吹き抜ける突風のようなロックバンド 奏人心のベース&ボーカル。今年21歳になる若きオルタナ詩人。母国語は精神。有斗夢が描く新しいオルタナ日本文学は国境も時代も世代も超えるロックの化身。
●公式X:https://x.com/soutosin6969?lang=ja
●YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCcSCdH0zdxVJMzVg_UjVSMQ/videos
>> アーカイブ
第2回:そう遠く無い未来
2026.06.17 upload

みんなずっと同じ名前で生きている
まっすぐ帰れない日が続いて
イヤホンに頼って音量MAXでどこまで
いけるか試したりするんだよね
前回から一カ月の間に色んな事が
あったけど思い出せることも少しか無い
皆んなはどうなんだろう
思い出せる場面は言葉一つ一つではなく
最後に合わせた目線や表情や仕草だったりする
西鉄空港線の足音が遠くで聞こえる
茂みに生えた花や徐行の看板
悲しい時も嬉しい時も
同じ名前として生きてる
人生で何回名前を呼んでもらうのか
飽きはこない 捨てる気もない
設計図は要らないし
取り扱い説明書もなくてもいい
ルールもいらない
僕が僕であなたがあなたであり続ける
自分専用の名前がついた体や心を愛そう
同じ名前で新しくなる自分と
変わり続けても変わらない自分達で
一緒に光も悲しみも共有しましょう。
こちらは
すれ違う人も見える雲もまだ涼しげな表情で
燃え盛るようなコンクリと突き抜けるような
青まではもう少しです。
夜は短くなってきますが
それはそれで寂しくあの暗闇も恋しいです
日中には見えなくなる月も僕たちを恋しく
思うのでしょうか
海の音が聞こえる日や
酸欠と猛暑のライブハウスも
顔が少し赤くなる日も
そう遠く無い未来ですね
少し先で会いましょう
© 2026 DONUT
INFORMATION

EP『風がゆく若色の街』
2025年8月6日配信リリース
収録曲:01. それがすべて/02. ユース・キャンドル/03. フィールドアンドサンセット/04. sin
配信リンク:https://friendship.lnk.to/cyaw_soutoshin




