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中野ミホのコラム「まほうの映画館2」

中野ミホ(Singer/Songwriter)のコラム「まほうの映画館2」
中野ミホが最新作から過去の名作まで映画を紹介します。
●プロフィール:中野ミホ/北海道札幌市生まれ。2009年に結成したバンド「Drop’s」のボーカルとして活動し、5枚のフルアルバム、4枚のミニアルバムをリリース。2021年10月にDrop’sの活動を休止後、現在はシンガー、ソングライターとして活動。ギター弾き語り、ベースを弾きながらのサポートピアノとのデュオ編成やドラムを加えてのトリオ編成など、様々な形態で積極的にライブ活動を行なっている。
●公式サイト:https://nakanomiho.tumblr.com
●中野ミホYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCjvQfnXVg6hTd8C8D6PSQGQ

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MOVIE REVIEW vol.55:Toy Story 5

『トイ・ストーリー5』 (2026年:アメリカ)
原題:『Toy Story 5』
監督:アンドリュー・スタントン
共同監督:ケナ・ハリス
脚本:アンドリュー・スタントン/ケナ・ハリス
製作:リンジー・コリンズ
キャスト(声優):トム・ハンクス(ウッディ)/ティム・アレン(バズ)/ジョーン・キューザク(ジェシー)/グレタ・リー(リリーパッド)/コナン・オブライエン(スマーティー・パンツ) ほか
日本語吹き替え:唐沢寿明(ウッディ)/所ジョージ(バズ)/日下由美(ジェシー)/広瀬アリス(リリーパッド)/佐野勇斗(スマーティー・パンツ) ほか
<公式サイト:https://www.disney.co.jp/movie/toy5
※全国順次公開中


第55回
変わるもの、変わらないもの、
だけどやっぱり、友だちって最高!

TEXT=中野ミホ

2026.07.14 upload

みなさま、こんにちは。
だんだんと夏らしくなってきましたね。
この先の暑さが思いやられますが、楽しく過ごしたい今日このごろです。

さて、今月は私が個人的に今年一番楽しみにしていたイベントと言っても過言ではない
そう、『トイ・ストーリー5』が劇場公開されましたー! やったー!
今回も少しネタバレありですので映画を観た後に読んでいただけたらうれしいです。

まずその前にあらためて、『トイ・ストーリー』1〜4を観なおしたのですが、これってあの映画のオマージュだよね? とか、うわぁなにこの名ゼリフ……こりゃ名場面すぎる……とか、このキャラってこういうやつだったのか! とか、大人になってから観るとまたとっても深く味わえました。
あー人生ってこういうことあるよねぇという、名作映画を観ている感、そしてずっと夢中になれるワクワクが全部つまっていました。すごすぎる……。
というわけではりきって映画館へ行ってきました(わくわくしすぎて前日あまり寝れず笑)。

『トイ・ストーリー5』(原題:『Toy Story 5』)
監督・脚本は第1作から全作にわたり原案、および脚本を務めてきたアンドリュー・スタントン。

8歳になったボニーのもとで暮らすジェシーやバズたちおもちゃは、これまでと変わらぬ日々を送っていました。
ですが、友だちができないボニーのために両親が買い与えた最新型の電子タブレット〈リリーパッド〉がやってきたことで、日常は一変してしまいます。
他の子どもたちと同じように画面に夢中になり、おもちゃで遊ばなくなってしまい、そしてキラキラした笑顔が消えてしまったボニー。
その一大事にジェシーは、ウッディに助けを求めます。
道中で「スマーティー・パンツ」たちハイテクおもちゃとも出会い、ウッディ、バズと共に、ジェシーはボニーの心を取り戻すため、そして彼女に本当の友だちをつくるために立ち上がります!

いやー! ちょっともう、最高すぎました……。
後半、一度崩壊した涙腺がどうにもならず、泣き、笑い、泣き、泣き……!
この時代に『トイ・ストーリー』をまた作ってくれて、みんなに会わせてくれて、本当にありがとうという気持ちでした……。

冒頭、謎の島にコンテナが漂着して、ハイテクバズ軍団が動き出し、そして一方ではボニーの周りの子どもたちはみんなスマホやタブレットに夢中。
え、これなんかいつものトイ・ストーリーと違うぞ……という始まりにドキドキ。

おもちゃで遊ぶのが大好きな、想像力豊かなボニーも、さすがにリリーパッドには夢中になってしまうよね。
しかも友だちがみんなやってるから、みんなと同じゲームしないとってなるよねぇ。
年ごろの子どもはとっても影響されやすくて、今の時代は特に流れが早くて、人と違うことにも敏感なんだろうな。

今回はおもにジェシー大活躍だったのですが、スクリーンで観るウッディとバズのツーショットにはやっぱり、グッとくるものがあったなぁ。涙
二人とも今やおじさんになっていて、おう、最近どうだ? みたいな感じで再会して。
そう、今回はバズとジェシーの恋模様もかなり描かれているのですが、結婚式の付添人になってほしい、なんてバズがウッディに頼むシーンとか、きゃーもう! 泣けるじゃないか……。相棒……と早々にグッときてしまいました。

そんな中ジェシーはどうにかしてボニーに本当の友だちつくってあげようと奮闘するのですが、そこで出会う新たなキャラたち「テック・トリオ」も面白かったなぁ。
一昔前の、電池で動く、おもちゃと機械の間みたいな彼ら。私にとってもなんか懐かしかったー。
いつも『トイ・ストーリー』を観ていて思うのですが、やっぱりそれぞれのおもちゃの個性が本当に豊かで最高。
みんな全然違った大きさや形で、それぞれのバックボーンを持っていて、人間みたい。
持ち主がいるのもいれば野良もいて、アンティークのものから今回のキャラみたいなのもいて。
それでもみんな子どもたちが大好きで、遊んでもらえたら嬉しいんだよなぁ。

そしてジェシーの最初の持ち主エミリーが住んでいた家にいま住んでいる女の子、ブレイズがまた素敵なのよー! くるくるの黒い髪に、ウエスタンブーツがとっても似合っています。

そのブレイズのお家にある、ジェシーがかつてエミリーと遊んだ丘で、あることに気づくシーン。
もうここから涙が止まらず……。風景や風の音とかも、美しすぎました。
前作でウッディもそうだったように、今まではとにかく持ち主への忠誠心! 持ち主のところに戻らないと! っていう正義感で突っ走っていたジェシーだったけど、自分が子どもたちにとってどういう存在でいるべきなのか、大人になっていく彼らに何ができるのか、それに気づいて彼女なりに変わっていくのです。

そしてクライマックス、これまでのシリーズからも繋がる、素敵シーンの連続で感情が大忙しでめっちゃ泣きました……。
新旧のおもちゃとハイテクが力を合わせて、大好きなボニーのためにいろいろと奮闘するけれど、最後はボニー自身が自分の気持ちに正直になって、一歩踏み出せたところがまた泣けたー。
やっぱり「友だち」って最高だよね! と心から思いました。
子どもはほんとうにキラキラとして、想像力豊かで、なんでもできるよね。

おもちゃたちも子どもたちも少しずつ成長して、時代はどんどん変わって。
それでもやっぱり、大好きな友だちや家族、大切な人の存在の愛おしさをあらためて感じさせてくれる、最高のエンターテインメント作品でした。
ちゃんとデバイスとおもちゃが共存していて、勝ち負けとか良い悪いじゃなく、自然に時代の流れと子どもの本質をとらえているところが素晴らしかったなぁ。
やっぱり大事なところは変わらないよね。

映画館で『トイ・ストーリー』の最新作を観られるというだけでも幸せなのに、こんなにも最高だなんて、嬉しすぎ! あと何回か映画館へ行きたいなぁ。
ぜひ友だちと、お子さんと、一人で、恋人と、何回でも観に行ってみてほしいです。
まだまだ余韻が続きそうなので、かわいすぎるグッズとかを眺めて過ごそうと思います!(買いすぎた笑)
それではまたー!

© 2026 DONUT


©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

INFORMATION


EP『Bones』
2025年10月2日リリース(CD)
2025年11月19日リリース(12インチアナログ盤)
収録曲:01. So long/02. グリーンピース/03. ねずみの記憶/04. オレンジ/05. バニラ
インタビュー公開中:https://donutroll.tokyo/wd/20260107_nakanomiho

LIVE INFORMATION

■「カズミナナ "when the light comes" リリースイベント」
2026年7月18日(土)名古屋sunset BLUE
出演:カズミナナ/碧海祐人/中野ミホ

■「musubu vol.17」
2026年8月2日(日) 新代田crossing
出演:山本大斗/中野ミホ

■「遊色のまたたき」
2026年8月22日(土)吉祥寺 曼荼羅
出演:栢本ての/柿の花/中野ミホ(band set)

※ライブの最新情報はオフィシャルサイト、公式Xにてご確認ください。
公式サイト:https://nakanomiho.tumblr.com
公式X:https://x.com/miho_doronco12

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